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トランスポータブル・モジュールについて

トランスポータブル・モジュールによって、関連するデータベース・オブジェクトのグループをあるデータベースから別のデータベースへ迅速にコピーできます。

デザイン・センターを使用する場合、トランスポータブル・モジュールを作成した後、ソース・データベース・ロケーションおよびターゲット・データベース・ロケーションを指定します。次に、トランスポータブル・モジュールに含めるデータベース・オブジェクトを選択します。選択したオブジェクトのメタデータがソース・データベースからトランスポータブル・モジュールにインポートされます。メタデータはワークスペースに格納されます。データおよびメタデータをソースからターゲットに物理的に移動するには、トランスポータブル・モジュールを構成し、ターゲット・ロケーションに配布する必要があります。配布時にデータとメタデータの両方がソース・データベースから抽出され、ターゲット・データベースに作成されます。

次のテクノロジの組合せによって、データおよびメタデータの移動が可能になります。

トランスポータブル・モジュールを構成して、どのテクノロジを使用するかを決定できます。

トランスポータブル・モジュールに次のソース・オブジェクトを追加できます。

従来の抽出、変換およびロード(ETL)のプロセスにより、データベース・リンクを使用した複数のリモート・アクセスを介して、リモート・データベースからデータが抽出されています。

データベース・リンクを使用したリモート・アクセスでは、シリアル・キューとシリアルDMLおよびネットワークの待機時間により、パフォーマンスが大幅に低下します。同じソース表に複数回アクセスする場合、パフォーマンスの低下により無駄が多くなります。

トランスポータブル・モジュール・アーキテクチャでは、マッピングに必要なすべてのソース・オブジェクトがまとめられ、1回の配布でターゲットに移動されます。トランスポータブル・モジュールの配布では、Oracle Data Pump、FTPおよびOracleトランスポータブル表領域を使用して、高速の転送パフォーマンスが実現されます。このような転送により、ネットワーク遅延のコストが発生するのは1回のみとなります。配布後、マッピングはデータにローカル・アクセスするので、パラレル問合せとパラレルDMLの利点を容易に享受できます。同じデータに繰り返しアクセスすることで、トランスポータブル・モジュールのパフォーマンス上の利点はさらに増大します。

トランスポータブル・モジュールを使用すると、データ・ウェアハウスへのロードが管理しやすくなります。ソース・データベースを停止する必要があるのは、トランスポータブル・モジュールが配布を完了するまでの短時間のみです。ソース・データベースのユーザーは、データ全体がデータ・ウェアハウスにロードされるまで待つ必要はありません。たとえば、トランスポータブル表領域の実装を使用している場合、トランスポータブル・モジュールは20GBの表領域を約5分でコピーできるため、ソース・データベースを5分間停止するだけで済みます。

ターゲット・データベースにコピーされるデータは、ソース・データベースに存在した情報のスナップショットです。これにより、データ・バージョニング・システムを作成できます。上級のOracleユーザーは、ソースからリアルタイムの変更を取得するために、トランスポートされたテーブル上にストリームを作成できます。転送されたテーブルを、1つのパーティションとして大きい表にコピーすることもできます。

複合的な部門を持つ企業では、ターゲット・データベースが中間レポートおよび更新目的で実際に使用されるオペレーショナル・データ・ストアである場合があります。このターゲット・データベースは、データ収集の次のステージのソースとして機能します。データ・ウェアハウスにデータを格納する前に移動させる場所のパスとともにトランスポータブル・モジュールを複数のステージで使用できます。

トランスポータブル・モジュールを使用して、データ・マートを公開することもできます。通常、データ・マートは大規模なデータ・ウェアハウスの一部であり、単一ユーザーまたは部門単位のアクセスを目的としています。時として、データ・マートの作成作業は、すでにデータ・ウェアハウスに収集され、処理されているデータをコピーする作業となります。トランスポータブル・モジュールを作成してこのタスクを実行できます。また、同じトランスポータブル・モジュールを使用して、データ・マートを複数のロケーションに配布することも可能です。

トランスポータブル・モジュールはソース・データベース・オブジェクトのスナップショットを配布するため、配布時間をデータ・マートのバージョン追跡に利用できます。