ASMディスク・グループの作成

構成する初期ディスク・グループの名前を「ディスク・グループ名」フィールドに指定します。

「ディスクの追加」表に、候補ディスクとして構成されているディスクが表示されます。最初のディスク・グループの冗長性レベルに必要な候補ディスク(またはファイルシステムのパーティション)の数を選択します。

標準ディスク・グループの場合、「高」冗長性には、少なくとも3つのディスクが必要です。「標準」には、少なくとも2つのディスクが必要です。「外部」には、少なくとも1つのディスクが必要です。

Oracle Cluster Registryと投票ディスク・ファイルをOracle ASMにインストールする場合、最小ディスク数は大きくなります。「高」冗長性には、少なくとも5つのディスクが必要です。「標準」冗長性には、少なくとも3つのディスクが必要です。「外部」冗長性には、少なくとも1つのディスクが必要です。

クォーラム障害グループでは、障害グループの1つが使用できなくなった場合でも投票ディスク・ファイルのクォーラムが使用できるようグループに個別の物理デバイスが必要なため、最小ディスク数は大きくなります。投票ディスク・ファイルをOracle ASMに配置する場合、必要な冗長性レベルに十分な数のディスクが使用可能なことを確認します。

候補ディスクが表示されていない場合は、「検出パスの変更」をクリックして、Oracle Universal Installer(OUI)が候補ディスクを検出できるパスを入力します。

詳細は、次の各セクションを参照してください。

ASMディスク・グループとは

ASMディスク・グループは、複数のディスクで構成されます。ディスク・グループはASMが管理する基本オブジェクトです。各ディスク・グループには、ディスク・グループの領域管理に必要なメタデータが含まれています。ファイルはディスク・グループから割り当てられます。どのASMファイルも、1つのディスク・グループ内に完全に収容されます。一方、複数のデータベースに属するファイルがディスク・グループに含まれる場合もあり、1つのデータベースが複数のディスク・グループのファイルを使用することがあります。ほとんどのインストールで、必要なディスク・グループの数は多くありません。通常は2つで、3つ以上になることはまれです。ディスク・グループのコンポーネントは、ディスク、ファイル、割当て単位です。

候補ディスクとは

候補ディスクは、既存のディスク・グループに属していないディスクです。以前にASMディスク・グループのメンバーであり、ディスク・グループから正しく削除されていないディスクを使用する場合(不完全なインストールの場合など)、ディスク上の既存の情報を削除して、候補ディスクとして認識されるようにします。

冗長性のオプション

冗長性すなわちミラーリングとは、ファイルの内容を別の場所に複製するプロセスです。冗長性を利用して複数のディスクにデータのコピーを保存することで、データの整合性が保護されます。ディスク・グループにファイルを作成する際のミラーリング・レベルは、ディスク・グループのタイプによって決まります。

ディスク・グループを作成する際に、次の3つの冗長性レベルのいずれかに基づいてASMディスク・グループのタイプを指定します。

ディスク・グループにファイルを作成する際のミラーリング・レベルは、ディスク・グループのタイプによって決まります。ディスク・グループをディスマウントしたりデータを失ったりせずに何回のディスク障害まで耐えられるかは、冗長性レベルによって制御されます。

割当て単位サイズ(AUサイズ)

Oracle ASMのすべてのディスクは割当て単位(AU)に分割されます。割当て単位は、ディスク・グループ内での割当ての基本単位です。ファイル・エクステントは1つ以上の割当て単位で構成されます。Oracle ASMファイルは、1つ以上のファイル・エクステントで構成されます。

ディスク・グループの作成時、AU_SIZEディスク・グループ属性を使用して、Oracle ASM割当て単位のサイズを設定できます。値には、個々のディスク・グループの互換性レベルに応じて1、2、4、8または16MBを指定できます。AUサイズを大きくすると、通常、大規模な順次読取りを使用するデータ・ウェアハウス・アプリケーションにおいてパフォーマンス上の利点があります。

デフォルト値は1MBに設定されます。