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Name and Address演算子は、ランタイム・スキーマにインストールされたUTL_NAME_ADDRパッケージをコールするPL/SQLコードを生成します。UTL_NAME_ADDRパッケージを参照するために、ターゲット・スキーマにプライベート・シノニムNAME_ADDRが定義されます。UTL_NAME_ADDRパッケージは外部Name and Addressサーバーに処理リクエストを送信するJavaパッケージをコールし、外部Name and Addressサーバーはサード・パーティのName and Address処理ライブラリ(Trilliumなど)とのインタフェースを提供します。
サーバー・プロパティ・ファイルNameAddr.propertiesを使用して、サーバー・オプションを構成できます。このファイルは、サーパー・コンポーネントのインストール時に指定したOracleホームの下のowb/bin/adminにあります。次のコードは、一部の重要なプロパティとそのデフォルト設定を示しています。
TraceLevel=0 SocketTimeout=180 ClientThreads=4 Port=4040
TraceLevelプロパティは、通常、サーバー通信の診断を実行して郵便照合プログラムのパーサーからの出力を表示するように変更されます。他のプロパティが変更されることはまれです。
TraceLevel: owb/bin/adminフォルダにあるファイルNASvrTrace.logの出力を可能にします。このファイルはすべての受信データと送信データを示しており、マッピングがName and Addressサーバーと通信中であることと、Name and Addressサーバーがサービス・プロバイダから出力を受信中であることを検証します。このトレース・ログはすべてのサーバーの入出力を示しており、実行中のマッピングにより解析リクエストが発行されているかどうかを判断する上で最も有効です。ロギングを有効化するには、TraceLevel=1に設定します。ただし、トレースによりパフォーマンスが低下し、作成されるログ・ファイルが大きくなります。本番用にロギングを無効化するには、TraceLevel=0に設定します。
SocketTimeOut: Name and Addressサーバーが接続をクローズする前に解析リクエストを待機する秒数を指定します。タイムアウトを防ぐためにコンカレント・マッピングを実行する場合は、この時間を1800(30分)まで増やすことができます。
ClientThreads: クライアント接続の処理に使用するスレッド数を指定します。マップがパラレル化されている場合は、データベース・セッションまたはスレーブ・セッションごとにクライアント接続が1つ確立されます。ほとんどのマップはパラレル化されており、パラレル・プロセス数はプロセッサ数に比例します。単一プロセッサ・コンピュータの場合、大きいマップ用に2つのパラレル・プロセスが生成されます。4プロセッサ・コンピュータの場合は、最高8つのプロセスを生成できます。パラレル化は、Sessionsなどのデータベース初期化設定でも制御できます。
最大のパフォーマンスを得るには、ClientThreadsを同時接続するクライアントの最大数に設定します。実際の接続クライアント数は、マップの実行後にNASvr.logに記録されます。ログに表示されるクライアント接続数が最大数よりも大きい場合は、ClientThreadsの値を増やす必要があります。
スレッドはクライアント間で共有されるため、クライアント数がスレッド数を超えても、すべてのクライアントが処理されます。
Port: サーバーがリスニングに使用するポートを指定します。このポートはインストーラにより最初に割り当てられています。デフォルト・ポートが他のプロセスと競合する場合は、この値を変更できます。ポートを変更した場合は、utl_name_addrパッケージが接続を確立できるように、runtime_schema.nas_connection表でポートの属性も変更する必要があります。