クライアント・システム・アナライザ(CSA)によって、管理者はエンド・ユーザーのクライアント・データを収集および解析できます。エンド・ユーザーはCSAに直接アクセスするか、または他のアプリケーションからリダイレクトされます。
クライアント構成収集JSPページを要求するブラウザ・リクエストが発行されると、クライアントはその構成データの収集を開始します。クライアントは、ページからダウンロードされたアプレットを実行するように求められます。アプレットはクライアントから構成データを収集し、Webサーバー上のレシーバーJSPページにポストして戻します。JSPページは、構成データをManagement Agentが読み込めるディレクトリにXMLファイルとして書き込みます。
管理者がCSAコレクタ・ターゲットを作成し、クライアント構成データの入手先ディレクトリを指定すると、管理エージェントがWebサーバー上のクライアント構成ディレクトリからクライアント構成データを収集します。これらのタスクの実行の詳細は、「クライアント構成を収集するためのEnterprise Managerの構成」を参照してください。管理エージェントは、定期的に構成情報を収集してEnterprise Managerリポジトリにアップロードします。
CSAで収集されたデータに基づいて、Webサーバー管理者は次の作業を実行できます。
クライアント構成インベントリの管理: CSAアプリケーションを使用するすべてのクライアント・システムに対し、詳細な構成情報を収集できます。CSAを使用することで、最も古い、遅いまたはメモリーが少ないユーザー・システムや、アップグレードが必要なユーザー・システムを特定できます。また、必要なOSやセキュリティ・パッチがインストールされていないクライアント・システムも見つけることができます。CSAは一定間隔で自動的に実行することも、またはクライアントがアプリケーションにログインするたびに実行することもできます。CSAで収集されるクライアント・データの詳細は、クライアント構成を参照してください。必要であれば、CSAアプレットをカスタマイズして収集する情報を追加できます。
問題の診断: CSAを使用すれば、クライアントのハードウェアおよびソフトウェア構成を検証し、Webアプリケーションのパフォーマンスを低下させている要因を特定できます。要因としては、標準を下回るプロセッサ速度、メモリー・サイズ、ディスク領域、およびその他のハードウェア面の問題、またはサポート対象外のブラウザ・バージョン、不適切なブラウザ設定、誤ったプロキシ設定およびネットワーク問題などのソフトウェア面の問題があります。
問題の回避: クライアント・データに基づいて、管理者はアプリケーション・パフォーマンスが低下しているクライアントの構成領域を特定できます。同様に、クライアントのインベントリ・データを検索し、予定されているWebアプリケーションの更新に先立ってハードウェアまたはソフトウェアのアップグレードが必要なクライアントを特定できます。該当するクライアント・システムでは、Webアプリケーションを更新することでユーザーが問題に直面する可能性があります。
クライアント・システムの審査: CSAは、Webアプリケーションに接続するクライアント・システムの審査にも使用できます。クライアント・マシンがWebアプリケーションの実行に適した構成かどうかを判断するのに便利な機能です。不十分な構成のクライアントを排除することで、良好なパフォーマンスを確保できます。
クライアント・データの分析: クライアント・マシンからのデータ収集の他にも、CSAでは実行時にクライアント・データに対する所定の分析を実行できます。
クライアント・システム・アナライザはGrid Controlにインストール済のものを使用するか、または独自のWebサーバーにデプロイして使用できます。詳細は「クライアント・システム・アナライザのデプロイ」を参照してください。
クライアント構成を収集するためのEnterprise Managerの構成
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