Webトランザクションは、Webサイトでの一連のユーザー・アクションです。Enterprise Managerでは、各ユーザー・アクションがステップと呼ばれます。各ステップは、関連する複数のステップを含むことができます。関連するステップは、ビーコンがトランザクションを適切に実行するためのヒントになります。たとえば、通常のWebトランザクションは次のように構成されます。
ユーザーがWebサイトのURLを入力し、そのWebサイトのホームページがユーザーのブラウザに表示されます。
ユーザーが「ログイン」という名前のリンクをクリックし、ログイン・ページがブラウザに表示されます。
ユーザーはユーザー名とパスワードを入力し、「OK」をクリックします。ログイン情報を入力すると、ユーザーの認証、権限の確認、関連オプション・リストの提供のためのステップが行われます。
1つのWebトランザクションに含まれる各ステップは、ステップ・グループにまとめることができます。ステップ・グループは、関連しない複数のステップを含むことができ、必要に応じて再生やテストを行えます。
Enterprise ManagerでWebサイトの可用性およびパフォーマンスをテストする際に使用する特定のWebトランザクションを定義できます。
たとえば、前述の手順を使用したWebトランザクションを作成し、そのトランザクションにTypical Login(一般的なログイン)という名前を付けます。こうすることで、ネットワーク上のシステムでこのトランザクションを自動的に実行するように指定できます。また、Oracleビーコンと呼ばれるエージェントのコンポーネントはクライアント・ロボットとして機能します。これを使用すると、Wide Area Network(WAN)の戦略上の拠点から、記録されたトランザクションを事前に定義した間隔で実行できます。ビーコンは、エージェントとともにすべての監視対象のホストに自動的にインストールされます。
Oracle Enterprise Managerでは、各ビーコンについてサービス・テストの成否やサービス・テスト中にWebページの表示にかかった時間などの情報を確認できます。一定期間にわたる単一のサービス・テストやインターネットの様々な場所から実行されるサービス・テストのパフォーマンスは、Webアプリケーションに関する非常に貴重な情報を提供します。
サイトの可用性やパフォーマンスをテストするだけでなく、Webサイトの重要な部分をテストするサービス・テストを他に定義することもできます。
たとえば、アプリケーションの新機能が効果的に作動することを確認したい場合があります。その機能のパフォーマンスを監視するには、一般的なユーザーがその機能を使用する際の手順を実行するサービス・テストを定義できます。
また、J2EE Webアプリケーションを実行するサービス・テストのように、さらに複雑なサービス・テストを作成および分析することもできます。J2EEトランザクションを分析する場合は、HTMLやブラウザのパフォーマンスではなく、トランザクションのサーバーサイド・コンポーネントのパフォーマンスを対象にします。詳細は、「J2EE Webアプリケーション・トランザクション」を参照してください。
関連トピック
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