インタラクティブ・トレースを使用してJ2EE Webアプリケーション・トランザクションを分析する場合、Enterprise Managerでは、各HTTPリクエストに対するパフォーマンス・データを起動パスに組み込みます。起動パスは、HTTPリクエストを処理する際に実行されるサーバーサイド・コンポーネントの順序です。
たとえば、トランザクションの各URLでテキスト、グラフィック、またはその他の情報を含むデータを返し、ブラウザ・ウィンドウにそれらのデータが表示される場合、Webアプリケーションでは1つ以上のHTTPリクエストが処理されます。インタラクティブ・トレースを使用する場合、Enterprise Managerは、HTTPリクエストを処理する各コンポーネントが実行される順序でJ2EEアプリケーションのサーバー・コンポーネントのパフォーマンス・データを収集します。この場合、各リクエストに対するパフォーマンス・データは起動パスとして提供されます。
特定コンポーネントを選択して詳細なパフォーマンス・データを表示する場合、各起動パスにはHTTPリクエストのURLとともに、選択したサーバー・コンポーネントを起動するコンポーネントのデータが含まれます。この結果、選択したコンポーネントのパフォーマンスは、HTTPリクエストの処理に使用されたその他のコンポーネントのコンテキストでも表示できます。
次の例では、OracleAS Containers for J2EE(OC4J)のインスタンスで単一のHTTPリクエストを処理しています。OC4Jは、accountsというサーブレット・コンポーネントを実行してリクエストを完了します。次に、サーブレットによってaccount.getBalanceというEnterprise JavaBeans(EJB)メソッドが実行されます。EJBメソッドは、SQLのSELECT文を使用してデータベースからデータを取得するJDBC/SQLコンポーネントを実行します。
ドリルダウンでJDBC/SQLコンポーネントの詳細なパフォーマンス・データを確認すると、JDBC/SQLコンポーネントだけでなく、次のような起動パス全体のパフォーマンスが表示されます。
HTTPリクエストを生成したURL
HTTPリクエストでサーブレット/JSPコンポーネントの処理にかかった時間
HTTPリクエストでEJBメソッドの処理にかかった時間
HTTPリクエストで選択されたJDBC/SQLコンポーネントの処理にかかった時間
JDBC/SQLパフォーマンスをHTTPリクエスト全体との関連で確認することにより、個々のパフォーマンスの問題を明確にし、実際にパフォーマンスのボトルネックとなっているコンポーンネントを特定できます。
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