根本原因分析(RCA)の処理は、サービス障害イベントの発生によってトリガーされます。イベントが発生すると、RCAではサービスとサービスが依存するシステム・コンポーネントの状態を評価します。また、依存コンポーネントに関するパフォーマンスおよび可用性のイベントが他にないかどうかを考慮するとともに、Enterprise Managerリポジトリおよびエージェントから必要なデータを収集します。
RCAでは、システム・コンポーネントと定義済のコンポーネント・テストのステータス(可用性)を考慮します。コンポーネント・テストは、サービスが依存しているが、Enterprise Managerでは管理対象ターゲットとして認識されないコンポーネントの重要な側面を評価するために使用されます。
たとえば、サービスがデータベースに依存している場合、そのサービスによって使用される表領域がオフラインになっていると、サービス障害が発生する可能性があります。この場合、データベース自体が使用可能であっても、サービス障害は発生します。表領域がオンラインであるかどうかをテストするコンポーネント・テストをデータベースに追加できます。RCAを実行すると、キー・コンポーネントとコンポーネント・テストのステータスが評価され、違反があれば、考えられる根本原因として報告されます。依存するサービスごとに異なるコンポーネント・テストを1つのコンポーネントに定義できます。テストはそれぞれ1つのサービスを対象にしています。
さらに、RCAではサービス障害アラートに関して送信される通知に分析結果を含めます。サービス障害の通知を受けるよう登録する場合、サービス障害の発生時に送信される通知に含まれる分析をRCAが完了し、その結果を得るまで待つことを選択できます。
RCAでは、サービス障害が解消されないかぎり分析を継続し、システム・コンポーネントと定義済のコンポーネント・テストのステータスに変化がないかどうかを定期的にチェックします。サービス障害の性質が時間とともに変化した場合は、障害の異なる原因が反映されるように分析を更新します。
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