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根本原因分析の活用

根本原因分析(RCA)は、サービスに関連した大量のデータをフィルタ処理して、サービスの可用性に影響を与える最も重大なイベントを識別することのできる、非常に価値のある機能です。独自のサービスを構成してEnterprise Managerで管理する場合は、RCAを最大限活用できるように考慮し、計画的にサービスを定義することが重要です。

RCAを最大限活用する上で考慮が必要な最初の事項は、他のサービスまたはシステム・コンポーネントに対するサービスの依存性です。必ず、サービスがタスクの実行のために利用するシステム・コンポーネントをすべて指定してください。キー・コンポーネントが漏れている場合にサービス障害が発生すると、RCAではそのコンポーネントを考えられる原因として識別できません。逆に、サービスが実際には依存していないコンポーネントをサービス定義に含めると、RCAでそのコンポーネントをサービス障害の原因として誤って識別する可能性があります。

サービスの依存性を構築する際には、Enterprise Managerでサポートされる集約サービスの概念が利用できることを覚えておいてください。これにより、サービスを小さなサブサービスに分割して、それぞれに独自の依存性を指定することができます。

モジュール方式をとったほうがサービスを管理しやすいことがあります。RCAでは、サブサービス(依存の対象となるサービス)のステータスだけでなく、システム・コンポーネントまたはサービスも考慮します。サブサービスはこのシステム・コンポーネントまたはサービスに依存し、管理対象サービスの形式でキー・コンポーネントが公開するサービスのカプセル化が可能になります。この管理対象サービスにサービスがさらに依存することもあります。

RCAを最大限活用する上で考慮が必要な2番目の事項は、コンポーネント・テストの使用です。サービスが依存するシステム・コンポーネントを定義する際には、それ自体の障害が発生しなくてもサービス障害を引き起こす側面がシステム・コンポーネントに存在する可能性があることを考慮してください。コンポーネント・テストにより、ターゲット自体のステータスだけでなく、重要な側面のステータスもテストできます。

RCAシステムを使用すると、キー・コンポーネントで使用できる任意のメトリックに基づいて、コンポーネント・テストを作成できます。これにはコンポーネント用に作成したユーザー定義メトリックも含まれるため、サービス障害の発生時にそのコンポーネントの側面をきわめて柔軟にテストできることに注意してください。

関連トピック

根本原因分析の処理について

コンポーネント・テストの定義

RCAの構成

Enterprise Managerの情報ロードマップ