ユースケース: パッチ適用を元に戻す操作の実行

パッチ適用を元に戻す機能を使用すると、管理者はソフトウェアを以前の安定したバージョンにロールバックしたり、ソフトウェア・バージョンが不適切である、あるいは不具合やセキュリティの脆弱性をはらんでいることが検出された場合に、その不安定なバージョンを完全にアンインストールする(リポジトリから削除する)ことができるため、「Linuxホストのパッチ」アプリケーションの柔軟性が高まります。

前提条件

パッチ適用を元に戻す操作の実行

パッチ適用を元に戻す操作を実行するには、次のようにします。

  1. Enterprise Managerのデプロイ: ホームページにナビゲートし、「パッチ適用」セクションの下の「Linuxホストのパッチ」をクリックします。

  2. Linuxホストのパッチ・ページの「関連リンク」セクションで、「パッチ適用を元に戻す」をクリックします。

  3. 表示されるアクション・ページで、実行する元に戻すアクションを選択します。次のいずれかを選択できます。
元に戻すオプション 説明
パッケージのアンインストール

このオプションは、パッケージをアンインストールする場合に選択します。

注意: このアクションを実行すると、アンインストールするパッケージと他のパッケージの依存関係が損われ、依存パッケージの障害を引き起こす可能性があります。

パッケージのロールバック このオプションは、以前のバージョンまたはリリースのパッケージにロールバックする場合に選択します。この操作を実行するには、そのパッケージの複数のバージョンまたはリリースがパッケージ・リポジトリに存在している必要があります。
最終更新セッションのロールバック このオプションは、前回のパッチ更新セッションの影響を元に戻す場合に選択します。
  1. 適切な元に戻すアクションを選択し、「次へ」をクリックします。

「パッケージのアンインストール」アクションの実行手順については、「パッケージのアンインストール操作の実行」を参照してください。

「パッケージのロールバック」アクションの実行手順については、「パッケージのロールバック操作の実行」を参照してください。

「最終更新セッションのロールバック」アクションの実行手順については、「最終更新セッションのロールバック操作の実行」を参照してください。

パッケージのアンインストール操作の実行

パッチ更新のアンインストールを実行するには、次のようにします。

  1. Enterprise Managerのデプロイ: ホームページにナビゲートし、「パッチ適用」セクションの下の「Linuxホストのパッチ」をクリックします。

  2. Linuxホストのパッチ・ページの「関連リンク」セクションで、「パッチ適用を元に戻す」をクリックします。

  3. 表示されるアクション・ページで、「パッケージのアンインストール」を選択します。

  4. インストール済のすべてのパッケージがパッケージ・ページの「使用可能なパッケージ」リスト・ボックスに表示されます。ここでは、アンインストールするパッケージを選択し、「移動」をクリックします。複数のパッケージを選択するには、キーボードの[Ctrl]キーを押しながらパッケージを選択します。使用可能なパッケージをすべて選択するには、「すべて移動」をクリックします。

  5. 表示されるテキスト・ボックスで、パッケージ・リポジトリに含まれていないその他のパッケージをアンインストール対象として選択します。これは、ローグ・パッケージをアンインストールする場合に便利です。ローグ・パッケージはパッケージ・リポジトリ内に存在しないので、「使用可能なパッケージ」リストに表示されないためです。

  6. 「次へ」をクリックします。表示されるホスト・ページに、使用可能なLinuxパッチ適用グループおよび各グループに関連付けられたホストがすべて階層表示されます。「すべてを開く」をクリックすると、すべてのLinuxパッチ適用グループのコンポーネントを表示できます。

  7. アンインストール操作を実行するホストを選択します。特定のグループに関連付けられたホストをすべて選択するには、そのグループ名に対応するチェック・ボックスを選択します。

  8. 「次へ」をクリックします。資格証明ページが表示されます。

  9. ここでは、パッチ適用を元に戻す操作の実行に必要なホスト資格証明を設定します。選択したホストの優先資格証明を使用するか、それらを上書きして、すべてのホストに1セットの資格証明を指定するかを選択できます。優先資格証明の上書きを選択すると、ページがリフレッシュされ、「ユーザー名」フィールドおよび「パスワード」フィールドが表示されます。両方のフィールドに適切な値を入力します。

  10. 「次へ」をクリックします。パッチ適用スクリプト・ページが表示されます。選択したLinuxホストのパッケージの更新前または更新後に実行するカスタム・スクリプトを指定します。

  11. 実行するパッチ適用前およびパッチ適用後のスクリプトの場所を、それぞれの「スクリプトの場所」に指定します。

注意: rootとしてスクリプトを実行する場合は、「rootとして適用」を選択します。「Linuxホスト・パッチ適用」アプリケーションでは、rootとしてスクリプトを実行するためにsudoが使用されます。起動元ユーザーのパスワードをここで指定する必要があります。/etc/sudoersファイルにtargetpwが設定されていないことも確認する必要があります。

  1. 「次へ」をクリックします。確認ページが表示されます。このページには、元に戻す操作のために選択したパラメータのサマリーが表示されます。

  2. 「終了」をクリックし、パッチ適用を元に戻す操作を開始します。

「Linuxホストのパッチ」アプリケーションによって、タイプUndoHostPatchingのジョブがトリガーされます。ジョブのステータスを確認するには、「デプロイ」の下の「ジョブ」タブに移動します。

パッケージのロールバック操作の実行

パッケージのロールバック操作を実行するには、次のようにします。

  1. Enterprise Managerのデプロイ: ホームページにナビゲートし、「パッチ適用」セクションの下の「Linuxホストのパッチ」をクリックします。

  2. Linuxホストのパッチ・ページの「関連リンク」セクションで、「パッチ適用を元に戻す」をクリックします。

  3. 表示されるアクション・ページで、「パッケージのロールバック」を選択します。このオプションでは、選択したパッケージが以前のバージョンまたはリリースにロールバックされます。この操作を実行するには、そのパッケージの複数のバージョンまたはリリースがパッケージ・リポジトリに存在している必要があります。

  4. 「次へ」をクリックします。パッケージ・ページが表示されます。

  5. このページには、パッケージと各パッケージの既存のバージョンのリストが表示されます。ロールバックする必要のあるパッケージを選択し、各パッケージをどのバージョンにロールバックするかも選択します。

注意: この表には、パッケージ・リポジトリに複数のバージョンまたはリリースが存在するパッケージのみがリストされます。

重要: システム管理者は、(ロールバックすることを選択した)パッケージのすべての高位バージョンをパッケージ・リポジトリから確実に削除する必要があります。これを行わないと、次回の更新ジョブで、すべてのホストに同じパッケージがパッチ適用されます。ロールバック・ジョブの完了後に、パッケージ・リポジトリに対してyum-archを実行することも必要です。

  1. 「次へ」をクリックします。ホスト・ページが表示されます。ステップ6から13の手順に従って、パッケージのロールバック操作を完了します。

最終更新セッションのロールバック操作の実行

パッケージを最終更新セッションにロールバックするには、次のようにします。

  1. Enterprise Managerのデプロイ: ホームページにナビゲートし、「パッチ適用」セクションの下の「Linuxホストのパッチ」をクリックします。

  2. Linuxホストのパッチ・ページの「関連リンク」セクションで、「パッチ適用を元に戻す」をクリックします。

  3. 表示されるアクション・ページで、「最終更新セッションのロールバック」を選択します。このオプションを選択すると、前回のパッチ更新セッションにロールバックされます。

  4. 「次へ」をクリックします。ホスト・ページが表示されます。ステップ6から13の手順に従って、最終更新セッションのロールバック操作を完了します。

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