EM10.2.4.0のLinux強化パッチ適用機能は、Enterprise Manager(EM)を通じた、Unbreakable Linuxネットワーク(ULN)加入者のサポートを目的としています。ULNでは、Linuxソフトウェア・パッチや更新、修正へのアクセスを行うことができます。この機能は、次のLinuxディストリビューションのユーザーにとって便利です。
Red Hat Enterprise Linux 3 Update 8
Red Hat Enterprise Linux 4 Update 4以上
Enterprise Linux 4
ULNを使用するためには、ULNおよびULNチャンネル(複数チャンネルへの登録も可能)に登録する必要があります。様々なアーキテクチャやOSバージョンをサポートする複数のULNチャンネルが使用可能です。
Linuxの強化パッチ適用機能は、以前の手動設定とは異なり、YUMリポジトリ設定プロセスを一部自動化する機能を備えています。ダウンロードしたパッケージすべてのリポジトリとして動作するステージング・サーバーの維持管理が必要になります。この機能を使用するとパッチの最新リストやULNからの更新のダウンロード、またステージング・サーバー内のパッケージ・リポジトリの作成を簡単に行うことができます。
ULNから取得される顧客サービス識別子(CSI)を使用して、ULNにステージング・サーバーを登録する必要があります。このタスクは1回かぎりです。ULNへの登録後、ステージング・サーバーはエージェントを介してEMで監視されます。ULNからステージング・サーバー内に最新のパッケージをダウンロードするため、EM内で自動更新ジョブがスケジュールされます。このジョブはyum-archやcreaterepoコマンドでも適用され、パッケージのヘッダー情報が抽出されます。
現行ULNはi386およびx86_64アーキテクチャのマシンのみをサポートしています。これらのアーキテクチャにはそれぞれ4つのチャンネルがあります。管理者は、これらどのチャンネルにもステージング・サーバーを登録できます。ステージング・サーバーでは、すべてのチャンネルに対して適切なディレクトリ構造が保持されます。1チャンネルからダウンロードされたパッケージは常に同じディレクトリの下に保存されます。チャンネルからパッケージがダウンロードされたこのディレクトリはパッケージ・リポジトリと呼ばれます。
この後、管理ホスト・ターゲットのグループおよびグループと関連するパッケージ・リポジトリの作成が開始できます。このパッケージ・リポジトリには、グループのホストとして適切としたすべてのパッケージのバージョンが含まれます。
このホスト・グループで実行されるオプションは次のとおりです。
コンプライアンス・チェックのみ - 監視されたホスト・ターゲットの定期的なチェックを実行し、パッケージ・リポジトリ内で使用可能なパッケージが存在するホストにインストールされたパッケージを表示します。
パッケージ・リポジトリを使用したコンプライアンス自動実行 - 前述のとおり定義した定期的なチェックを実行し、パッケージ・リポジトリ内の更新されたパッケージとホスト・ターゲットとの同期を自動的に保ちます。
パッケージ・リポジトリを使用したコンプライアンス手動実行 - コンプライアンス・チェックの実行後、パッケージ・リポジトリ内のパッケージとホスト・ターゲットを手動で更新できます。
EMジョブによって、パッケージ・リポジトリを使用したグループ内のホストの更新が制御されます。緊急時にはグループ内のホストまで更新することができ、この更新ジョブのスケジューリングを待つ必要はありません。
パッケージ・リポジトリに関連するホストのコンプライアンスが検出できます。パッケージ・リポジトリ内のバージョンに更新されていないパッケージや、パッケージ・リポジトリ内に存在しないホストにインストールされたローグ・パッケージも検出できます。
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