Real Application Clustersのプロビジョニングの概要

このプロシージャは、選択したホストにクラスタ・データベース(Real Application Clusters(RAC)データベース)をインストールおよび構成する際に役立ちます。このプロシージャにより、各ホスト上にOracleクラスタウェア・ホームおよびRACデータベースのOracleホームが設定されます。クラスタを形成する複数のホストを指定できます。

詳細は、『Oracle Database Oracle ClusterwareおよびOracle Real Application Clustersインストレーション・ガイド』を参照してください。

Oracle Real Application Clusters(RAC)およびOracleクラスタウェアのインストール・プロセスは、完了までに約1時間かかります。クラスタに追加するホストに関する詳細情報を指定する必要があります。ハードウェア要件の詳細は、Oracle Database Oracle ClusterwareおよびOracle Real Application Clustersインストレーション・ガイドのハードウェア要件のチェックに関する項を参照してください。

たとえば、Linuxの場合の要件は、1GB以上の物理RAM、RAMが2GB未満の場合は1.5GB以上のスワップ領域、2GB以上の場合はRAMと同じ大きさのスワップ領域、/tmp内に400MBのディスク領域、Oracleソフトウェア用に最大4GBのディスク領域、共有記憶域上に1.2GBのディスク領域(事前構成済データベース用)、Oracleクラスタウェア構成を保持しているディスクごとに共有記憶域上に最大150MBのディスク領域、および2つ以上のネットワーク・アダプタです。ネットワーク・アダプタの1つはパブリック・ネットワーク・インタフェース用で、もう1つはプライベート・ネットワーク・インタフェース用です。パブリック・ネットワーク・インタフェースではTCP/IPをサポートする必要があり、プライベート・ネットワーク・インタフェースでは、TCP/IPをサポートする高速ネットワーク・アダプタおよびスイッチを使用するユーザー・データグラム・プロトコル(UDP)をサポートする必要があります(Gigabit Ethernet以上を推奨)。

注意: 1つのRACインストールにおけるサーバーはすべて、同じ最小量のRAM、ハード・ドライブ領域およびOSバージョンを使用して構成する必要があります。

RACプロビジョニングの前提条件

Oracle RACプロビジョニングの前提条件は、次のとおりです。

OracleクラスタウェアとOracle RACのためにEnterprise Managerを一度のみ設定する場合

OracleクラスタウェアおよびOracle RACのプロビジョニングを実行する前に、次のことを確認してください。

  1. パッケージ・インストレーションRPMを、NFSマウント・ロケーションで使用できる必要があります。

  2. 前提条件および修正のディレクティブを編集して、ベース・パッケージ・ロケーションをNFSロケーションに更新する必要があります。

    または、パッケージRPMを含むzipファイルをソフトウェア・ライブラリにアップロードすることができます。このとき、Oracle RACプロビジョニング・デプロイメント・マネージャ・テンプレートで「類似作成」操作を実行し、カスタム・ライブラリ・ステップを追加する必要があります。 この新しいステップは、コンポーネント・ステップになり、パッケージRPM zipファイルをSLIBからユーザー定義の場所(たとえば/tmp/userrpms/)に解凍します。

  3. oinstallおよびdbaグループを使用可能にしておく必要があります。ユーザーをこれらのグループに含める必要はありません。

  4. この操作を実行するためにグループIDと一緒に使用されるユーザー資格証明は、選択したクラスタのすべてのノード(ターゲット)で同じであることが必要です。

  5. 既存のクラスタに追加するノードは、ソースCRSクラスタの一部であることが必要ですが、必ずしもOracle RACに含まれる必要はありません。

  6. 選択したノードは少なくとも2つのインタフェースを持つ必要があります。

  7. ユーザーはすべてのノードにsudo権限(UNIXのみ)を持つ必要があります。

  8. 各ノードには少なくとも1GBの物理メモリー(RAM)が必要です。

  9. クラスタに追加するノードにはエージェントがインストールされていることが必要です。

  10. 既存のクラスタ・ノードで使用されている共有記憶域は、追加する新しいノードからアクセスできることが必要です。

  11. 各ターゲットに必要なハードウェア、OSおよびエージェントがインストールされていること。

ハードウェアのインストールでは、次の設定を行う必要があります。

  1. プライベート・ネットワーク: 各ノードにネットワーク・インタフェース・カードがインストールされており、互いに接続されている必要があります。

  2. ノード間の共有記憶域: 共有記憶域は、OCR、投票ディスクおよびデータファイルで必要です。

注意: このアプリケーションは、Oracle Cluster File Systemに対する共有記憶域のフォーマットをサポートしています。このため、フォーマットする必要はありません。

プライベート・ホスト名およびプライベートIPアドレスを指定した場合、アプリケーションによってシステム構成が自動的に更新されます。

  1. ターゲットにはエージェント・バージョン10.2.0.2以上が必要です。ターゲットがこれより低いバージョンで管理されている場合は、エージェントをアップグレードする必要があります。詳細は、Oracle Enterprise Manager Grid Controlインストレーションおよび基本構成を参照してください。エージェントがすべてのホスト上で同じ場所にインストールされていることを確認します。

  2. DNS内に仮想IPが設定されている必要があります。仮想IPをローカルに設定するように選択した場合は、プロビジョニング・アプリケーションを介してIPアドレスを指定できます。この場合、アプリケーションによって仮想IPが自動的に設定されます。

Oracle Real Application Clusters(RAC)およびOracleクラスタウェアのインストール

Oracle Real Application Clusters(RAC)およびOracleクラスタウェアのインストールの実行手順は、次のとおりです。

  1. RACに追加するマシンごとに、ホスト名とIP情報を入力します。

  2. OCRをインストールする場所および別の場所を1つ(冗長性が必要な場合)入力します。

  3. CSS投票ディスクの場所および別の場所を2つ(冗長性が必要な場合)入力します。

  4. データベース(SID、DB名など)を設定し、データベースのパスワードを設定します。

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