Enterprise Managerでは、継続的なサービス可用性という大きなニーズを満たせるように、管理する各ターゲットの可用性が監視されます。
監視ターゲットには、Enterprise Manager自体のクリティカル・コンポーネント(Management Agent、Management RepositoryおよびManagement Service)と、Oracleテクノロジ・スタックからの他のターゲットおよびターゲット・タイプがあります。
Enterprise Managerを使用して、次のことを実行できます。
監視しているターゲットに関する全般的な可用性ステータス情報の表示。
ターゲットの可用性に関する統合サマリーを提供する可用性ステータス・レポートの表示。
監視ターゲットで発生する潜在的な可用性の問題やステータス変更などを警告するためのEnterprise Managerの設定。
アプリケーション・パフォーマンス監視およびビーコンを使用した、Webアプリケーションおよびネットワーク・コンポーネントのパフォーマンスと可用性の監視。詳細は、「アプリケーション・パフォーマンス監視」を参照してください。
管理ターゲットに関するデータを収集するManagement Agentと、ターゲットがインストールされているホスト・コンピュータの可用性は、管理するターゲットの可用性に直接影響します。そのため、Enterprise ManagerでホストとManagement Agentの可用性がどのように判別されるかを理解しておく必要があります。
各Management Agentは、自身が使用可能であることをOracle Management Service(OMS)に定期的に通知します。
Management Serviceは、指定の時間間隔(デフォルトは120秒)内にManagement Agentから信号を受信しないと、逆pingを実行します。逆pingとは、Management ServiceがManagement AgentのURLを使用してManagement Agentへの接続を試行することです。逆pingに成功すると、Oracle Management ServiceはManagement Agentとホストの両方が使用可能であることを認識します。
Management Serviceによる逆pingが失敗すると、Management Agentで監視されているターゲットはすべて「エージェント使用不可」ステータスであるとみなされ、Oracle Management ServiceはManagement Agentが常駐するホストのTCP pingを試行します。TCP pingの結果に基づいて、次の2つのメッセージのいずれかが返されます。
次にメッセージを示します。
エージェントが使用不可です(理由 = 接続が拒否されました。)が、ホストは稼働中です
「理由」には、逆pingの実行中に受信したエラーが挿入されます。
Oracle Management ServiceからホストへのTCP pingに失敗した場合は、次のいずれかであると判断できます。
Management ServiceとManagement Agentホスト間にネットワーク・エラーがあります。
ホスト自体が停止しています。
Management ServiceとManagement Agentホストの間にファイアウォールがあり、ICMPの通過を妨げているため、pingを使用してホストに到達できないか、またはManagement AgentホストがICMPパケットをサポートしていません。
この問題は通知アラート・メッセージに示されます。Oracle Management Serviceによるホストのpingに失敗すると、次のメッセージが返されます。
エージェントが使用不可です(理由 = 接続が拒否されました。)ホストが使用不可です(理由 = 不明なホスト)
「エージェント使用不可」の「理由」には逆pingの実行中に受信したエラーが挿入され、ホストに到達できない「理由」にはホストpingの実行中に受信したエラーが挿入されます。
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