権限委譲プロバイダは、ログインしたユーザーが別のユーザーの権限でアクティビティを実行できるようにするプログラムと定義されます。通常は、特定のユーザーに付与された権限は一元管理されます。たとえば、ルート・アクセスが必要なスクリプトを実行するために次のsudoコマンドを使用できます。
sudo root root.sh
上の例のようにsudoを使用することで、システム管理者から適切な権限を付与されている場合に、管理者はsudoコマンドを使用してルートとしてスクリプトを実行できます。
Enterprise Manager優先資格証明では、sudoおよびPower Brokerという2つのタイプの権限委譲プロバイダを使用できます。EM CLIを使用すると、ホストの権限委譲プロバイダのプロパティを設定および編集できます。詳細は、Oracle Enterprise Managerコマンドライン・インタフェース・ガイドを参照してください。
設定および構成情報の詳細は、権限委譲プロバイダ・ドキュメントを参照してください。
sudo:
sudoを使用すると、権限のあるユーザーはスーパーユーザーまたはsudoersファイルに指定されている別のユーザーとしてコマンドを実行できます。呼び出すユーザーがルートであるか、ターゲット・ユーザーが呼び出すユーザーと同一である場合、パスワードは不要です。それ以外の場合は、Sudoを使用するにはデフォルトでパスワードによる認証が必要です(注意: デフォルトの設定では、これはユーザーのパスワードであり、ルート・パスワードではありません)。ユーザーが認証されると、タイムスタンプが更新され、しばらくの間(sudoersで上書きされないかぎりは5分間)パスワードなしでsudoを使用できます。
sudoは、/etc/sudoersファイルを調べることで認証されたユーザーが誰であるかを判別します。
PowerBroker:
Symark PowerBrokerでは、UNIXシステムの管理者は、他の人がrootまたはその他の重要アカウントなどの特定のプログラムを実行できる状況を指定できます。これにより、ユーザー・アカウントの追加、ライン・プリンタのキューの修正などのアクションの職責を、rootパスワードを知られることなく適切な人に安全に割り当てることができます。このように、root権限の全機能が使用されるのを防ぐことによって、誤使用、データベースやファイルの変更権限、ディスク消去権限などの乱用、さらにより小さな被害などを防止します。
Symark PowerBrokerでは、一般的なシステム管理タスクを実行する独自のユーティリティのセット同様に既存のプログラムも使用できます。Symark PowerBrokerで実行するように開発されたユーティリティは、パスワード、アカウント、バックアップ、ライン・プリンタ、ファイルの所有または削除、再起動、ユーザーのログイン、ユーザーのプログラムのシャットダウン、ログイン可能なユーザーと範囲などを管理できます。また、これを使用することでTCP/IP、ロード・バランサ、クローン、NIS、NFS、FTP、再ログインおよびアカウンティング・サブシステムの管理を行うことができます。ユーザーは制限されたシェルまたはエディタ内で作業し、ルートとtして特定のプログラムまたはファイルにアクセスできます。
sudoまたはPowerBrokerの詳細は、それぞれの製品ドキュメントを参照してください。
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