プロビジョニング環境におけるターゲットは、ハードウェア・サーバー、クラスタ・インスタンスまたはスイート・インスタンス(あるいはそのすべて)として定義されます。これらの各ターゲット・タイプは、プロビジョニングされる前に様々なフェーズを経由し、使用可能な状態になります。次の項では、このような各ターゲット・タイプ、およびこれらのターゲットのプロビジョニング・サイクル内の様々な遷移フェーズについて説明します。
ハードウェア・サーバーという用語は、データ・センターまたはサーバー・ファーム内のラックに設置されているコンピュータまたはワークステーションに使用されます。
また、パフォーマンス・チューニングとベンチマークのラボ、サイバーカフェ、研修センターなど、自動リモート・プロビジョニングに利用可能なコンピュータまたはワークステーション、あるいは企業内のオフィス生産性ツールを管理するデスクトップ・マシンを表す場合もあります。
クラスタは、クラスタ内のノードとして共同で動作するハードウェア・サーバーのグループを表す名前付きエンティティです。クラスタは、プロビジョニング・アプリケーション内のプロビジョニング可能ターゲットです。
スイートは、グループ化された異種コンポーネントの集まりです。スイート・インスタンスは、これらの各コンポーネントを実行するハードウェア・サーバーのグループです。
たとえば、Oracle Collaboration Suiteなどです。Oracle Collaboration Suiteは、データベース、アプリケーション・サーバー、Webサーバー、アイデンティティ・サーバーなどの異種コンポーネントのセットから構成されます。
このようなスイート・インスタンスは、前述の各コンポーネントを実行するすべてのハードウェア・サーバーで構成されます。また、そのスイート・インスタンスを構成するメンバー(ハードウェア・サーバー)について、対応するメンバーに割り当てられているイメージ(とそのタイプ)などの情報も提供します。
プロビジョニング・ターゲットは、そのプロビジョニング・ライフサイクル時に様々な遷移状態を移動します。これらの状態について、次の表で説明します。
| プロビジョニングの状態 | 説明 |
|---|---|
| 初期 | プロビジョニング・ターゲットはこの状態で作成されます。この状態は、プロビジョニング・ターゲットがまだ(1度も)プロビジョニングされていないことを意味します。プロビジョニング・ターゲットは、ステージングが完了し、ハードウェア・サーバーが再起動される状態になった後、進行中の状態に移動できます。 |
| 進行中 | プロビジョニング・ターゲットは、プロビジョニング時はこの状態のままです。プロビジョニングに失敗すると「エラー」状態に移動します。 |
| プロビジョニング済 | プロビジョニング・ターゲットは、再プロビジョニング用に選択されるまで、この状態のままです。 |
| エラー | プロビジョニング・ターゲットは、ステージングまたはインストール時にエラーが発生すると、この状態に移動します。 |
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