インベントリがないソフトウェア・ターゲット

ホスト上で稼働しているOracle Management Agentは、24時間ごとにホスト構成情報を収集し、HTTPS経由でその情報をOracle Management Serviceに送信します。Oracle Management Serviceは情報をOracle Management Repositoryに保存します。エンタープライズ構成には、エンタープライズ内のすべてのホストのホスト構成が含まれます。ホスト構成の概要は「構成情報について」を参照してください。

メッセージが表示される場所および理由

Enterprise Manager Grid Controlホームページおよびデプロイ・ページの「デプロイ・サマリー」表では、エンタープライズ構成に含まれる特定のターゲット・タイプのOracle製品を参照できます。グループのホームページの「デプロイ・サマリー」表では、そのグループに含まれる特定のターゲット・タイプのOracle製品を参照できます。

たとえば、「デプロイ・サマリー」表内の「データベースのインストール」ビューまたは「Application Serverのインストール」ビューを選択できます。これらのいずれかのOracleソフトウェア・ビューを選択すると、「デプロイ・サマリー」表の上に「情報アイコンインベントリがないソフトウェア・ターゲット: m/n」というメッセージが表示される場合があります。mリンクを使用して、ホスト構成収集時の問題ページの「インベントリがないソフトウェア・ターゲット」タブに移動できます。メッセージが表示される条件を次に示します。

Enterprise Managerは、ホスト上のOracle Universal Installerインベントリ情報を使用して、そのホスト上にインストールされたOracleソフトウェア製品を判別します。

Enterprise Manager Grid Controlホームページまたはデプロイ・ページに「デプロイ・サマリー」表が表示されている場合は、メッセージ内のm値は、対応するOracleソフトウェア情報が検出されなかった、そのエンタープライズの特定のターゲット・タイプのOracleターゲットの数を示します。メッセージ内のn値は、エンタープライズ内で検出されたターゲット・タイプのOracleターゲットの合計数を示します。

グループのホームページに「デプロイ・サマリー」表が表示されている場合は、メッセージ内のm値は、対応するOracleソフトウェア情報が検出されなかった、そのグループの特定のターゲット・タイプのOracleターゲットの数を示します。メッセージ内のn値は、グループ内で検出されたターゲット・タイプのOracleターゲットの合計数を示します。

メッセージが表示された原因の問題の解決

メッセージが表示された原因の問題を解決する前に、Oracleソフトウェア情報がエンタープライズ構成の特定のビューに含まれていないOracleターゲットのリストを取得します。このリストを表示するには、メッセージ内のmリンクをクリックして、ホスト構成収集時の問題ページの「インベントリがないソフトウェア・ターゲット」タブに移動します。詳細は「ホスト構成収集時の問題」を参照してください。

ここで、ホスト上の1つ以上のターゲットに対応するOracleソフトウェアのインストール情報が検出されない理由を確認するために、次の手順を実行します。

  1. ホストで構成収集問題が発生していないかどうかを確認します。

    1つ以上(場合によってはすべて)のカテゴリのホスト構成情報を完全に収集できないホストを識別する方法は、「構成収集問題の識別」を参照してください。これらのホストに対して報告された収集問題を解決すると、これらのホスト上の特定のターゲットのOracleソフトウェア情報を収集できるようになります。

  2. ホスト上のOracleソフトウェア製品がOracle Universal Installerを使用してインストールされたかどうかを確認します。

    あるホストから別のホスト(たとえば、ホストAからホストB)に、Enterprise ManagerのクローンOracleホーム・ツールまたはクローンOracleデータベース・ツールを使用せずに特定のOracle製品の使用環境がコピーされた場合があります。この場合、その製品のOracle Universal Installer情報はコピーされず、新しい場所(ホストB)で適切に更新されません。そのため、Enterprise Managerは新しい場所の製品のOracleソフトウェア情報を収集できません。Enterprise Managerが製品のOracleソフトウェア情報を収集できるように、Oracle Universal Installerを使用してその製品を再インストールします。

    Enterprise ManagerのクローンOracleホーム・ツールまたはクローンOracleデータベース・ツール(あるいはその両方)を使用して、Oracleソフトウェア製品を既存のOracleホームから新しいOracleホームにコピーすることをお薦めします。これらのツールを使用してOracle製品をクローニングすると、Oracle Universal Installerを使用してインストールした製品と同様に、その製品のOracle Universal Installer情報が新しいOracleホーム内で適切に更新されます。OrecleホームおよびOracle製品をクローニングする方法の概要は、「クローニング」を参照してください。

    注意: Oracle Universal Installerを使用せずにインストールされた古いOracleソフトウェア(リリース8.0.x以前のOracleデータベースなど)に関する情報は、Oracle Universal Installerで入手できません。そのためEnterprise ManagerはこのようなOracle製品に関する情報を収集および表示できません。

  3. 各Oracleソフトウェア・ターゲットのOracleホーム・プロパティが正しいかどうかを確認します。

    Oracleソフトウェア・ターゲットのOracleホーム・プロパティを確認するには、そのターゲットのホームページにナビゲートして、「Oracleホーム」リンクをクリックします。そのターゲットのOracleソフトウェア情報をそのターゲット固有のOracleホームから収集できない場合、その旨を示すエラー・メッセージが表示されます。通常このメッセージは、実際にはターゲットが固有のOracleホームにインストールされていないことを意味します。この場合、正しいOracleホーム・ディレクトリが指定されるようにターゲットを再構成する必要があります。これを行うには、ターゲット・タイプの適切なページ(DatabaseページやApplication Serverページなど)上でターゲットを選択し、「構成」をクリックして、「Oracleホーム・パス」または「Oracleホーム」フィールドに正しいOracleホーム・ディレクトリを指定します。

    「デプロイ・サマリー」表に含めるOracleソフトウェア・ターゲットでは、そのターゲットのOracleホーム・プロパティが、製品の(ホスト上のOracle Universal Installerインベントリから収集される)Oracleホームの場所と一致する必要があります。

  4. ホスト上に複数のOracle Universal Installerメイン・インベントリが存在するかどうかを確認します。

    オラクル社カスタマ・サポート・センターに問い合せて、複数のOracle Universal Installerインベントリをホスト上に設定している場合があります。その場合、ホスト上の複数のOracle Universal Installerメイン・インベントリを読み取ることができるようにEnterprise Managerを設定できます。これによって、Enterprise Managerが、ホスト上にインストールされたターゲット(OracleデータベースおよびApplication Server)のOracleソフトウェア構成情報を収集できるようになります。ホスト上にある複数の Oracle Universal Installerメイン・インベントリを読み取るようにEnterprise Managerを設定する方法の詳細は、Oracle Enterprise Manager構成ガイドを参照してください。

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