Oracle Database QoS管理は、ワークロード管理(WLM)システムです。これは自動化されたポリシー・ベースの機能で、コンピュータ・システムがビジネス・レベルのパフォーマンス目標を満たすように監視と調整を行います。システム構成および要求で発生した変更にも適切に対応します。
Oracle Database QoS管理は、ターゲット・システムの各作業リクエストのパフォーマンスを監視します。パフォーマンスの2つの構成要素であるリソース使用率と待機時間を正確に測定することでボトルネックを迅速に検出し、負荷を軽減するようリソースの再割当てを行って、サービス・レベルを維持あるいは回復できます。パフォーマンス・クラスを作成して、同レベルのパフォーマンスを必要とする作業リクエストをグループ化できます。各パフォーマンス・クラスのパフォーマンス目標を作成して、そのパフォーマンス・クラスに必要なパフォーマンス・レベルを指定できます。また、各パフォーマンス・クラスにビジネスの重要度レベルやランクを割り当てて、パフォーマンス目標を満たす優先度を、重要度の高いパフォーマンス・クラスから指定することができます。
Oracle Database QoS管理を使用すると、管理者は次のことを確実に行うことができます。
要求を満たすための十分なリソースを使用できる場合、ワークロードが変化しても、ビジネス・レベルのパフォーマンス目標は満たされます。
要求を満たすための十分なリソースを使用できない場合、重要度の低いビジネス目標のかわりに重要度の高いビジネス目標が満たされます。
Oracle Database QoS管理は、Oracle Real Application Clusters(Oracle RAC)およびOracle Clusterwareとともに動作します。Oracle Database QoS管理の単一インストールがOracle RACクラスタ全体に対して動作し、様々なアプリケーションをサポートします。アプリケーションは、データベース・サービスを使用して、ホストされているデータベースに接続します。Oracle RACデータベースへの各コールが作業リクエストです。
一般に、データベース・サービスを作成して、関連する作業リクエストをグループ化したり、データベース・ワークロードの管理や測定を行います。ユーザーが開始したデータベースへの問合せで、レポート生成アプリケーションやデータベース・バックグラウンド・プロセスとは異なるサービスが使用される場合があります。様々なサービスが異なるタイプの作業リクエストを表します。サービスで使用されるリソースを管理する場合、いくつかのOracler RACインスタンスによって同時に提供されるサービスもあれば、1つのインスタンスによってのみ提供されるサービスもあります。
Oracle RACデータベースでは、Oracle Database QoS管理により、ユーザー定義のデータベース・サービスが提供されるノードが監視されます。またOracle Database QoS管理は、次の情報に基づくサービスの配置の決定にも影響を与えます。
個々のサービスの使用方法
他の作業リクエストを基準としたそのサービスを使用する作業リクエストの重要度、または相対ランク
使用可能なノードの容量と使用率
その他のポリシー
また、Oracle Database QoS管理ではサービスの配置を、ワークロード、構成またはパフォーマンス・クラスのランク変更として定期的に評価し、必要な場合には、サーバー・プール・サイズのレベルを調整するための推奨事項も提供します。
Oracle Real Application Clustersの管理の詳細は、Oracle Real Application Clusters管理およびデプロイ・ガイドを参照してください。
Oracle Database QOS管理ダッシュボードについて
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