Enterprise Managerは、ターゲットの管理および監視のための、Oracleテクノロジ・スタックに基づく単一の統合ソリューションです。
このトピックでは次の項目について説明します。
インストール時には、次のタスクが自動的に実行されます。
インストール時に指定したパスワードを使用して、デフォルトのスーパー管理者のSYSMANアカウントが作成されます。
インストール後は、このユーザー名とパスワードを使用してGrid ControlまたはDatabase Controlにそのままログインし、管理タスクを実行できます。SYSMANアカウントは、管理リポジトリを含むデータベース・スキーマの所有者です。
インストール時に発信(SMTP)メール・サーバーとSYSMANの電子メール・アドレスを指定した場合、SYSMANアカウントはEnterprise Managerから電子メール通知を受信するように自動的に構成されます。
また、自己監視機能の一部として、万一Enterprise Managerが予期せずに停止した場合にユーザーが電子メール通知を受け取れるようにスクリプトが作成されます。
電子メール通知の設定時には、サポートされているすべてのターゲット・タイプに発生する可能性のあるクリティカル条件について、デフォルトの通知ルールを指定します。
たとえば、「データベース」ターゲット・タイプの場合は、いずれかのデータベースが使用不可になるか、主要動作メトリック(データファイル使用率、アーカイバ停止エラー・スタック、表領域使用率など)のいずれかがクリティカルになった場合に電子メール通知を送信するなどのルールを作成します。電子メール通知は、SYSMANアカウントに関連付けられている電子メール・アドレスに送信されます。これらのルールはパブリックであるため、後で作成された他の管理者がサブスクライブできます。
管理エージェントの初回起動時には、管理エージェントと同じホスト・マシン上にあるほとんどのキー・ターゲットが自動的に検出され、デフォルトの監視レベルおよびデータ収集が自動的に有効化されます。
たとえば、Enterprise ManagerではOracle Application Server、シングル・インスタンスOracleデータベース、Oracle Management Serviceと管理リポジトリ、Oracle Management Agent、および管理エージェント・ホスト上のリスナー・ターゲットが検出されます。
「ホスト」、「データベース」、「Application Server」、「Webアプリケーション」、「グループ」および「すべてのターゲット」の各ターゲットのサブタブが作成されます。ターゲットのサブタブは、最もアクセス頻度の高いターゲットに即時にアクセスするための、ターゲットのカテゴリです。
Oracle Enterprise Manager Grid Controlをインストールすると、インストール・プロセスでは自動的にEnterpriseアプリケーション用のWebアプリケーション・ターゲットが作成されます。
これによってEnterprise Manager Grid ControlのWebアプリケーションを監視することが可能になり、J2EEアプリケーションを監視するためのWebアプリケーション・ターゲットの使用例にもなります。
前述の値はEnterprise Managerのインストール後に取得されますが、Oracle Enterprise Managerにより自動的に設定されるデフォルト値を変更して、より高度な構成タスクを実行したり、Oracle Enterprise Managerをさらにカスタマイズしたりすることもできます。
発信メール・サーバーの指定はグローバル構成です。各Enterprise Manager管理者が各自の電子メール・アドレスを設定する方法の詳細は、「管理者アカウントのパスワードと電子メール・アドレスの設定」を参照してください。
可用性に関するデフォルト通知ルールとそれが適用されるターゲットの詳細は、「サポートされているターゲットのデフォルト通知ルール」を参照してください。
インストール後にOracle Enterprise Managerのデフォルト値を変更する手順には、次のようなタスクが含まれます。
通知メソッドと通知ルールを構成します。Enterprise Managerの通知システムでは、メトリックの重大度条件(メトリックしきい値)に達した時点、または超えた時点で管理者に通知できます。通知システムでは、管理者に通知するのみでなく、オペレーティング・システム・コマンド(スクリプトなど)やPL/SQLプロシージャを実行して、アラートに対するレスポンスを自動化できます。
デフォルト以外の電子メール通知が必要な場合は、通知メソッドを追加作成します。新規に作成された管理者は、通知メソッドに即時にアクセスできます。
デフォルト通知ルールを検討または編集します。たとえば、SYSMANがすべての条件に関する通知を受け取らないようにしたり、電子メール以外の方法を使用したりできます。
拡張構成タスクには、次のようなアクティビティが含まれる場合があります。
Oracle Management Serviceに対するSecure Sockets Layer(SSL)を有効化します。
Oracle Management Serviceに対するシングル・サインオンを有効化します。
Oracle Management Serviceと管理リポジトリ間でAdvanced Security Optionを有効化します。
Enterprise Managerの各種コンポーネント間に存在するファイアウォールを構成します。
インストール時にWebキャッシュを有効化しなかった場合は、Web Application Management(APM)を構成します。
ビーコンがファイアウォールをまたがって通信する必要がある場合、Oracle Management AgentからのHTTPおよびICMP通信ができるようにファイアウォールを構成します。
次のタスクは、インストール時には自動的に設定されないため、インストール後の設定が必要になる場合があります。
日常的な管理作業用に、デフォルトのSYSMAN以外の管理者を作成します。これらの管理者が管理チームを反映していることを確認し、ロールまたは権限を割り当てて職責を分離し、アカウントを共有している管理者がいないことを確認します。SYSMAN以外のスーパー管理者アカウントを作成する必要はありません。
特定のターゲットへのアクセス用および特定の管理機能へのアクセス用にロールを作成します。ロールが特に役立つのは、類似の職責を複数の管理者が共有している場合です。
グループを作成して、有効管理のためにターゲットを論理的に編成します。後で、個々のターゲット・アクセスではなくグループ・アクセスを管理者に付与できます。
また、基本構成タスクをインストールおよび実行した後で、次のタスクを実行できます。
自動的に検出されるターゲット以外に、Enterprise Managerで監視および管理するターゲットを追加します。このアクティビティには、次のタスクが含まれる場合があります。
管理するホスト・コンピュータにOracle Management Agentをインストールします。
Oracle Management Agentの起動時に必要なターゲットが自動的に検出されなかった場合は、ターゲットを追加します。様々なターゲット・タイプには、情報入力が必要なウィザードまたはプロパティ・ページがあります。
Enterprise Managerで監視および管理されるターゲットの追加
管理者アカウントのパスワードおよび電子メール・アドレスの設定
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