ブラックアウトを使用すると、ターゲット上でスケジュール済のメンテナンスを実行する際に、ターゲットでのメトリックの収集を一時停止できます。ターゲットをブラックアウトすると、ブラックアウト中はターゲットでの監視が一時停止します。ブラックアウトは、名前付きのエンティティで、主にブラックアウトの対象となるターゲットのリストと、ブラックアウトがいつ有効になるかを定義するスケジュールで構成されます。ブラックアウトは、単一のターゲットに対しても、グループ、ホスト、システムまたはWebアプリケーションなどの集合ターゲットに対しても定義できます。
ブラックアウト・ベスト・エフォート機能を使用すると、グループやシステムなどの集合ターゲットで、ユーザーにそのターゲットのすべてのメンバーに対するオペレータ(あるいはそれ以上の)権限がなくても、集合ターゲットに対してブラックアウトを作成できます。
Enterprise Manager管理者として、集合ターゲットに対するオペレータ権限はあるが、そのメンバー・ターゲットまたは関連ターゲットに対するオペレータ権限がない場合を考えます。この集合ターゲットに対して完全なブラックアウトを作成するとします。ブラックアウトを定義する際には、たとえオペレータ権限がないメンバー・ターゲットであっても、任意のメンバー・ターゲットを選択できます。ブラックアウトが実際に開始されるとき、Enterprise Managerでは各メンバー・ターゲットに対する権限をチェックし、管理者がオペレータ(あるいはそれ以上の)権限を持つターゲットのみブラックアウトします。この自動権限チェックとターゲット・ブラックアウト選択が、集合ターゲットをブラックアウトする際のEnterprise Managerのベスト・エフォートです。
ブラックアウト・ベスト・エフォート機能は、グループ、ホスト、Application Server、Webアプリケーション、冗長性グループ、システムなど、集合タイプのターゲットに対してブラックアウトを作成するためのものです。
ブラックアウト作成者がオペレータ権限(またはそれ以上)を持つすべてのターゲットが、ブラックアウトの作成/ブラックアウトの編集ウィザードの最初のステップで表示されます。作成者がブラックアウト定義に含める集合タイプのターゲットを選択すると、このブラックアウトは、デフォルトで完全なブラックアウトとなります(ステップ2)。「リスト」ボックスから適切な値を選択することで、ブラックアウトを現在のすべてのターゲットで実行するか、それとも選択したターゲットで実行するかを選択できます。「完全なブラックアウト」オプションが選択されている場合のみ、ブラックアウト・ベスト・エフォートは、作成者にオペレータ権限(またはそれ以上)がないターゲットに対して作用します。
T1、T2およびT3(すべてデータベース)の3つのターゲットがあるとします。グループG1には、これら3つのターゲットがすべて含まれています。
ユーザーU1は、T1、T2およびG1に対してオペレータ権限があります。T3に対しては表示権限があります。
ユーザーU1は、ターゲットG1に対してスケジュール済の完全なブラックアウトを作成します。スケジュール済とは、そのブラックアウトが後から開始されることを意味します。
ブラックアウト作成時に、「「オペレータ権限が必要」については、表の下のヒントを参照してください。」というヒントのテキストがターゲットT3の横に表示されます。
このブラックアウトの開始時には、それまでにユーザーU1がターゲットT3に対するOPERATOR権限を付与されていれば、ターゲットT3もブラックアウトされます。付与されていない場合は、ターゲットT1、T2およびG1のみがブラックアウトされます。
画面の最下部に表示されるヒント・テキストは、「オペレータ権限が必要」の意味の説明です。
"「オペレータ権限が必要」は、ブラックアウトを発行した管理者に現在ターゲットに対するオペレータ権限がないため、ターゲットがブラックアウトされないことを意味します。ブラックアウトの開始前にこの管理者に権限が付与されると、ターゲットはブラックアウトされます。"
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